上様とわたし。

なんとかわいらしい、私だけの上様 Copyright by 吉永ふみ

年を重ねたとき美しくありたい

 小泉今日子さんが「アンチエイジングという言葉が嫌い」と言っておられたという記事を見かけました。

 若さ信仰、若い方が良いという価値観は、年を取ることを否定的に捉えているように受け取れるからというような理由のようです。


 年を取ることは誰にも止められません。

 それを否定したくはないですよね。

 日本は、海外と違い、年配の女性の価値が低く見受けられがちだと思います。

 実際、若い女の子は、若いだけで皆綺麗なのですが、綺麗な30代、40代の女性って少ないと思います。

 芸能人レベルの美人だって、年を重ねて綺麗な人は希少です。ましてや一般人だと、全体のうちで存在する確率はとても低いです。

 ものすごい希少価値だと思います。


 それには色々な理由があると思いますが、一つの理由は、日本では年を重ねた女性が人生を楽しんでいるというのが少ないのだと思います。

 その一つとして日本の女性は仕事をして自立している人が少ないと言うのがあると思います。

 仕事に限らず、人は何かの社会活動に参加して外部からの刺激を受けなければ、老化とともに老け込んでいくだけなのだと思います。

 年を取るとその人の内面性、精神、意識のあり方が外見に強く出ます。

 若い時にはなかった成長し成熟した精神、他人への理解や思いやり、確立した自己というもの、実績、ファッションを含めたセンス、今までの苦労、それを乗り越えてきた生き様といったものを人生で重ねた人のみ、それらが外見を良くするのだと思います。

 自信や地位がその表情や態度にも出るでしょう。

 中身が若いときと同じままなら、誰だって若いほうがいいと思うでしょう。

 年を重ねてより美しい女性になりたいものです。

 そのために、家にひきこもって、自分を守ってくれる家庭の中だけの世界に留まらず、世間に出て色々な荒波に揉まれることも必要かなと思います。


 あ、私はひきこもったことはないですけどね。